トランスペアレントクラウドコンソーシアム (Tクラウド研究会) 設立に関して

【プレスリリース】

トランスペアレントクラウドコンソーシアム (Tクラウド研究会) 設立

東京大学 情報理工学系研究科 教授 江﨑 浩
平成24年6月6日

<概要>
 この度、デバイスとクラウドが透過的に連携することによる、新たなサービスモデルの実現を目指して「トランスペアレントクラウドコンソーシアム(代表:江﨑 浩、東京大学 教授)」を設立します。本会では、膨大な数のデバイスがネット上のコンピュータ資源を介して透過的にデータを保存/共有すること、及び、ネット上で大規模なデータ処理を行うことによって新たな価値ある情報を生み出すことを、技術とビジネスの両面から研究します。また、実証実験などを通して、その実用化、ビジネス化を目指します。

<背景>
 昨今のセンサーやデバイスの技術の急激な進歩は、産業界はもちろん、我々の日常生活にも大きな変化をもたらそうとしています。さらに、通信技術やモバイル技術の普及、クラウドコンピューティングの発展は、M2M (Machine to Machine) とも呼ばれる、新しい情報活用モデルを促進しています。近年では、交通機関、建築物、家庭・家電、医療機器など、あらゆる場面で情報機器やセンサーが浸透し、ネットを前提にした社会 (Connected Society) や生活 (Connected Life) が当たり前になりつつあります。
 デバイスとクラウドが連携することによる新たなコンピューティングモデルは、M2Mに関連する巨大な市場を創出すると言われています。先日のMWC2012 (Mobile World Congress) では、2020年までにM2M関連市場が4.5兆米ドルにも及ぶとの予測が発表されました。今、デバイスセントリックな社会への大きな期待とともに、関連技術の開発、新市場の創出が急務と言われています。

<本研究会の狙い>
 本研究会ではスマートカー、スマートビルディング、スマートホーム、スマートメータ、など複数のアプリケーション領域でのM2M型のサービスのあり方について検討します。特に、デバイスがネット上のコンピュータ資源を使う際の技術的な課題の解決をはかるための研究開発や、新たなM2M市場のビジネスモデルについて検討します。
 また、それぞれのアプリケーション領域について、デバイスアプリケーション提供者、データ解析サービス提供者、及びクラウド型のプラットフォーム提供者によるエコシステムを形成し、M2M時代のサービスモデルについても実証的に検証していきます。

<初期会員>
 (2012 年6 月6 日現在、五十音順)

学術会員:
 江崎 浩(国立大学法人 東京大学 教授)
 川島 英之(国立大学法人 筑波大学 講師)
 菊池 豊 (公立大学法人 高知工科大学 教授)
 後藤 厚宏(学校法人岩崎学園 情報セキュリティ大学院大学 教授)
 樋地 正浩(国立大学法人 東北大学 教授)

企業会員:
 株式会社インテック
 株式会社ウィジー
 株式会社エーティーワークス
 株式会社愛媛CATV
 KDDI株式会社
 清水建設株式会社
 ソフトバンクテレコム株式会社
 株式会社電通
 株式会社トヨタIT開発センター
 日本ヒューレット・パッカード株式会社
 ニャロ・コンピュータ株式会社
 株式会社日立東日本ソリューションズ
 株式会社ビットアイル
 富士通株式会社
 フュージョン・コミュニケーションズ株式会社
 株式会社Preferred Infrastructure
 株式会社ユビキタス

<本件に関するお問い合わせ先>
 トランスペアレントクラウドコンソーシアム事務局